インフルエンザを予防しましょう
ワクチン接種を受けて赤ちゃんを守ろう
当院での接種対象者は妊娠12週以降の妊婦様、及び当院でご出産の産じょく期・授乳期のお母様になります。
65才以上の方は、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種をおすすめしています。
妊婦はハイリスク集団A
ご存知ですか?
インフルエンザは、通常12月から4月にかけて流行しますが、インフルエンザにかかると経過も重く死亡率が高い集団(集団A:最もワクチン接種を優先すべき集団)として・・・
- 65才以上の高齢者
- 気管支喘息などの慢性肺疾患患者
- 僧帽弁膜症などの心疾患患者
- 慢性腎不全などの代謝異常患者
- 免疫不全状態の患者
とともに、流行期の妊娠28週以降の妊婦があげられています。
アメリカでの勧告
アメリカ予防接種諮問委員会からの勧告
インフルエンザワクチンは、妊娠期間のどの時期に接種しても安全である。それゆえに、ハイリスク条件を持つか、妊娠3ヶ月未満であってもインフルエンザの流行が始まるときには、躊躇することなく接種すべきである。
ワクチンについて
現行のインフルエンザHAワクチンは、感染性を失わせた不活化ワクチンで、副反応は少なく、他の不活化ワクチンと比べてもより安心できるものになっています。
効果
65才未満の健常者の発病に対して70%の効力を持ち、高齢者の死亡に対しても80%の効果があると言われています。ただし、上気道局所での免疫産生は弱いため、発病や流行を阻止する効果はあまり期待できませんが、ウィルス血症に対しては、血清抗体が働き、熱や咳などの症状を軽減します。
副反応
局所症状・・・・ 接種部分の腫れ、かゆみなど(ときに)
全身症状・・・・ 軽度の発熱、頭痛、倦怠感、など(5~20%)
特別な処置を必要とせず、2~3日で消退する。
<インフルエンザ罹患歴やワクチン接種歴のない人に多い>
アレルギー反応・卵アレルギーの人は接種できない。