お産や診察について treat お産や診察について

分娩を控えたお母さまの基本姿勢

主人公は、分娩をするお母さまです

十分、理解、納得をした上で、分娩にのぞむという意識をもちましょう。 私達も、できるだけお母さまの訴えや意見をより多くおうかがいしたいと思います。

分娩方法について学習しましょう

分娩方法について学習し、事前に自分の意志を医療スタッフにしっかり伝えておきましょう。私達は自然分娩を大切にしています。ソフロロジー式分娩法などの教室にご参加ください。

質問をすること

診療時に話しにくい事項や相談事項を、外来診察時にお渡しする質問カード(Question Card)に記入しておきましょう。診察室に入ると質問する事を忘れて検査室で質問される方もお見受けします。ぜひ、フルにご活用ください。

必要以上に太らないこと

栄養相談、マタニティビクス教室、コンディショニングヨーガ教室に参加しましょう。
肥満防止についても参考にしてください。

分娩予定日は、便宜上の日程です

妊娠37週0日より妊娠41週6日までの間に産まれるのが良いとされています。

分娩の進行状態に興味を持ちましょう

分娩の進行状況(分娩開始時間、陣痛周期、持続時間、子宮口の開大度)に興味をもちましょう。分娩監視装置で示される正常な胎児心拍数は、陣痛発来時では1分間に110~160です。そして、正常な陣痛には必ず、間歇期があります。詳しくは、お渡しした分娩監視の方法と対処法をご覧ください。

前駆陣痛があること

自然な陣痛は、ある日急激に起こってくるわけではありません。時には(夜が多い)、5~10分程度に規則正しくおなかが痛くなり、あたかも陣痛がおこったかのように感じることがあります。でも、しばらくたつと不規則になり、朝になるとおさまってくるもので、これを前駆陣痛といいます。

この時期は、お母さまと赤ちゃんが双方ともに、出産の準備をしている状態で、子宮口や頚管が柔らかくて薄くなり、赤ちゃんは骨盤腔へ下がってくることになります。(いわゆる、頚管の熟化と胎児の下降がおこります)