ノンストレステストのお知らせ
NST検査とは
私達が走ると、心拍数が増加するのと同じ原理で、赤ちゃんは、胎動の直後に心拍数が急増します。これをAMFといいますが、この反応が20分に2回以上あれば検査後1週間以内に、3%しか胎児死亡がおこらないとされています。
NST(non-stress-test)は、このAMFを調べるもので、 現在の赤ちゃんの状態を知る最も有力な方法といえます。この検査の発達で、赤ちゃんが、子宮内で元気でいるのかどうか判断できます。
危険な状態にあるかどうかはさらなる追加の検査が必要ですが、いずれにしても早期に胎児情報を得ることができ、完璧とはいえないまでも子宮内死亡(死産)を減少させることが出来るようになりました。
当院では、この検査を妊娠32週以降の赤ちゃん全員に行っています。
検査要領
検査は、お母さまのお腹の上に「胎児監視装置」を用いて子宮収縮計と胎児心拍計をあて、子宮収縮、赤ちゃんの動き、胎児心拍数との関係を観察します。痛みや危険は、全くありません。
1 | 診察までの待ち時間や、診察終了後の時間に、腹部に検査装置を装着します。 テレメーター(電波発信装置)を利用していますので、待合室や、2階新生児室前などにおいでになられても結構です。 お母様の動きが激しくてモニター装置がずれますと十分な検査がでなくなりますので、ベルトが緩い場合にはお申し出下さい。 |
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2 | 赤ちゃんは、約20~40分ごとに眠ったり起きたりしています。この検査には、赤ちゃんが起きていることが必要ですので、腹壁から音響刺激を与えて赤ちゃんを覚醒させます。最低20~40分間程の検査時間を要しますので、ご協力下さい。 |