早産予防のためのマーカー

新しい早産予知方法について
早産とは妊娠22週以後37週未満の分娩のことを言います


切迫早産とは

  • 早期に子宮の収縮が発来
  • 早期に子宮頸管が熟化
などが起こり、早産の始まりを示唆する状態を言います。

最近、早産の機序の一因として

絨毛羊膜炎(CAM)の関与があきらかになってきました。これは、細菌が上行性に子宮頸管から子宮内へと感染したために起こります。通常無症状で、肉眼的には診断できず、発症すれば早産になる確率がきわめて高くなります。従って、発病前にこの絨毛羊膜炎を診断をし、治療しておく必要があります。

当院では、下記のようなマーカーを使用して、早産や前期破水を早期に予防できるようにつとめています 。

早産のマーカー

1 子宮頸管好中球エラスターゼ
CAM発生以前に子宮頸管炎や膣炎を判定できます
前期破水を発生する約2〜3週間前から上昇します
正常 1.6μg/ml以下
2 癌性胎児フィブロネクチン
炎症と子宮収縮の両方から早産兆候を捕らえることができます
前期破水を発生するお母さまの94%が高値で、そのうち80%が早産になります
正常 50μg/ml以下

早産を予防するためには

お母さま方と医療側が綿密に協力する事が大切です


お母さまは

  • 局所の清潔を心がけるなどのセルフケアをする
  • 性交による感染症(膣炎、頸管炎)を予防する
  • 原則的に、妊娠中は、性交渉は禁止です

※精漿(せいしょう:精液の液体成分)中には、子宮頸管熟化を促進するIL-8が多量に含まれていますので、コンドームを使用することをお勧めします

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