硬膜外麻酔分娩(和痛〜無痛分娩)について

確認事項

胎児心拍数の異常や胎盤早期剥離などによる出血など、通常分娩で起こることは、麻酔分娩の施行の如何に関わらずに発生します。麻酔剤の使用量を減らし、良い分娩を創造するためにも、
1)人工破膜
2)子宮内圧測定
3)陣痛促進剤の少量投与
4)抗生物質の投与
を行います。


硬膜外麻酔分娩と帝王切開の関係

Q:帝膜外麻酔分娩は、帝王切開率を増やすでしょうか?
A:日本での報告では、帝王切開率が増加したとの報告はありません

ただ、明確な事実として、局所麻酔薬の使用量や濃度を上げると…
《吸引分娩や鉗子分娩が増えます》
《分娩第2期が延長します》
《子宮収縮薬の必要性が増加します》

したがって、ただひたすらに無痛にするために局所麻酔薬の濃度を上げることはあまり感心できることではありません。


硬膜外麻酔分娩ができない場合


産婦さんが希望すれば、禁忌のない限り可能ですが、次のような場合は、行うことができません。

  • 出血が多い(低血圧が増幅されるため)
  • 凝固異常がある(血腫ができやすいため)
  • 感染症がある
  • 技術的に困難である
  • 心疾患や神経疾患がある
  • 患者様が拒否している

●硬膜外麻酔による無痛分娩の主要な合併症とその頻度
(以下のように、合併症を予防するため様々な対処をしています)

主要な合併症 頻度
低血圧 約20%
硬膜穿刺後頭痛 約1%
背部痛 30〜40%
所麻酔薬の血管内注入 約2%
局所麻酔薬のくも膜下注入 不明
硬膜下注入 0.1〜0.82%
硬膜下血腫 非常にまれ
硬膜下膿痕 非常にまれ
神経障害(異常感覚) 5〜42.3/10,000

硬膜外麻酔分娩の目的硬膜外麻酔分娩の利点硬膜外麻酔分娩の詳細確認事項

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