硬膜外麻酔分娩(和痛〜無痛分娩)について

硬膜外麻酔分娩の利点

1 産道の緊張を取り去りますので、赤ちゃんは楽に産まれてきます。
したがって、お産の時間が短くなります。
2 陣痛と陣痛の間は子宮の筋肉は十分に柔らかくなり、赤ちゃんに十分な酸素が供給され、赤ちゃんが酸素不足になることを防いでくれます。
3 お母さんの痛みをとってくれますので、痛みからくる血圧の上昇を防いでくれます。血圧が高い方や妊娠高血圧症候群の方には最適といえます。

このように、硬膜外麻酔を分娩に応用することで、分娩時間の短縮、母体と胎児への負担の軽減、産後出血を減少させることが可能になります。
また、陣痛が来ていないときの子宮内圧(基底圧)が低くなり、陣痛間歇期の子宮内圧がゼロに近くなるため、

  • 胎盤血流量の増加により胎児により多くの酸素が供給されるとともに
  • 子宮筋の血液循環を良好に保つことで次の子宮収縮が有効になり、さらに
  • 胎児仮死や子宮破裂の危険因子が減る
ことも利点です。このように硬膜外麻酔分娩のメリットは多くありますので、麻酔薬を利用して、これからのお母様には、疲労困憊になることなく、心身共にゆとりがもてる出産をしていただきたいものです。

《分娩の所要時間》
◆通常分娩では(平均値として)……
【初産婦:約15〜16時間】【経産婦:約7〜8時間】

◆誘発硬膜外麻酔分娩では……
【初産婦:約3〜6時間】【経産婦:約1〜3時間】
と短縮されます。また、遷延分娩・仮死・弛緩出血が減少します。


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