妊娠中の便秘について

妊娠中は胎盤から分泌される黄体ホルモンが腸の運動を抑制するため便秘になりがちです。その予防は日常生活に注意すること!

例えば

1 食物繊維と水分を十分とる 玄米ご飯を食べる
2 キシリトールを摂取する チョコレートやガムなど
3 朝食後には必ずトイレにゆくなど排便習慣をつける
4 便意を感じれば我慢せずすぐに排便する
5 朝一番に冷たい牛乳を飲む
6 寝る前にコップ一杯の水を飲んでおく
7 静脈瘤、脱肛および痔核などを合併する場合には、排便痛によりさらに便秘が助長されますので早い目に対処しておく
このように工夫しても便秘が改善されない場合には緩下剤を利用します。
ご注意:強い下剤と浣腸は流早産の原因となります。
※頑固な便秘で1時間もトイレから出られないことがないようにしましょうね。
当院でお勧めしています便秘改善のお薬には6種類あり、順次、症状の程度に応じて、お薬をお渡ししますので、あまり我慢をせずに(症状がひどくならないうちに)お申し出下さい。

ラキソベロン錠or液 特徴 胃、小腸ではほとんど作用せず、大腸菌由来の酵素で加水分解を受け、腸管蠕動運動の亢進、水分吸収阻害作用がおこり作用します。
副作用 胃痛、ときに腹痛悪心、嘔吐、腹部緊満感が出現することがありますが、腸管からはほとんど吸収されませんので大きな副作用はありません。大量投与は子宮収縮を誘発することがあり、避ける必要があります。
マグラックス
330mg錠
特徴 酸化マグネシウム剤です。潰瘍の原因となる胃酸を中和する働きと、下剤の効果があります。
副作用 口の渇き、かゆみが現れることがあります。
ビフィコロンカプセル 特徴 ビフィジス菌のカプセルです。健康食品の一つですが、整腸作用があります。
レシカルボン座薬 特徴 腸内で炭酸ガスを発生し、腸管蠕動運動を亢進して生理的に作用します。
用法 できるだけ肛門内深く挿入します。
バントシン錠 特徴 胃腸官輸送能の亢進により作用します。パントテン酸は妊産婦、授乳婦に必要な栄養素です。
副作用 下痢、軟便、嘔吐など。
麻子仁丸エキス顆粒 特徴 古来からある漢方薬。
副作用 ダイオウの子宮収縮作用があり、大量投与は避けます。

なお、お薬は排便習慣が改善され次第減量しながら中止するようにしましょう!

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